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ぷるぷるつるん 食感も楽しめる 夏スイーツ
蒸し暑さが増し、冷たいものを求める季節になりました。とはいえ梅雨の季節特有の肌寒さを感じる日も。そんな時は、氷ほどは冷たくないですが、ぷるぷる、つるんとした、のどごしよい食感の冷たいお菓子はいかがでしょう。冷たさと程よい甘さで、おやつタイムを楽しんでください。
目次
番屋カフェ【大和郡山市】
さっぱりとした甘味とプルもち食感の共演

●黒蜜きなこわらび餅ラテ 650円
自家製黒みつはさっぱりとした甘さで、きな粉との相性もよく、暑い日でも飲みやすい。ほどよい大きさにカットしたわらび餅は、プルプル、もちもちとした食感で、タピオカとは違った食感と甘味を楽しめる。
郡山城跡内にオープン 市民の憩いの場に
カフェの建物は、旧郡山藩士の屋敷の長屋門の一部で、明治時代に移築した建物。公益財団法人「郡山城史跡・柳沢文庫保存会」がこのほど、明治~昭和期の外観を復元し、カフェとしてオープンしました。屋外テラスは、天守台を望むことができる開放的なスペースで、ゆっくりと過ごせます。
パフェやスイーツプレートのほか、御殿カレー900円や、夏限定冷やしそうめん850円などもあり、散策のあとの休憩スポットとして利用できます。「郡山城の歴史とコラボしたメニューも考えていくので、ぜひご来店ください」と店長の中村陽子さん。

ドッグゲート付きテーブル席もある。
番屋カフェ
住所
大和郡山市城内町2-7
TEL
SNS
営業時間
10時~16時
定休日
月・火曜日
駐車場
大和郡山城跡公園駐車場を利用
地図
ならまち招福庵【奈良市】
抹茶に合う体にやさしい和スイーツ

●天女さまの水晶玉ゼリー&手作りお菓子 800円
ぷるぷるのゼリーは、店の近くにある庚申堂に祀られている吉祥天女の手にある如意宝珠をイメージ。甘さ控えめの自家製あんこや白玉、フルーツがトッピングされ、無農薬大和茶抹茶みつまたは自家製黒みつを選べる。
素材の甘味を楽しめる自家製発酵あんこと米糀甘酒
幼いころから茶道に親しんできた店主の福本登志子さんが夫の佳史さんと二人三脚で営む抹茶と和スイーツのお店です。無農薬大和茶抹茶を使い、自家製の米糀甘酒と発酵あんこは「癖になる味」と評判で、リピートする人が多いそうです。
抹茶は、自分で器を選ぶことができ、目の前で点ててくれます。天女さまの水晶玉はかき氷タイプ880円も用意。プレミアム米糀甘酒ぜんざい1000円は、砂糖を一切使わずに仕上げています。
7月中旬にネットショップをスタート予定で、プレミアム米糀甘酒ぜんざいや琥珀糖、米糀甘酒ぷりんなどを販売するそうです。

ならまち招福庵
住所
奈良市西新屋町12 ならまちHANARE館1階
TEL
WEBサイト
https://naramachiinfo.jp/spot/gourmet/2311.html
SNS
営業時間
11時~17時
定休日
月曜(祝日の場合は翌平日休)
駐車場
1台(周辺幅員狭し)
地図
Le Jardin Vert (ル ジャルダン ヴェール)【生駒市】
くちどけ滑らか、フルーツを味わう

●マンゴープリン 480円
マンゴープリンの上にマンゴーとマンゴーソースをトッピング。夏はガラスの器に入ったとろふわ商品が4~5点ある。後ろは2時間かけてオーブンで焼き上げたなめらかプリンのクレームキャラメル380円。
緑が多い生駒の地で親しみやすいケーキを
店主の東塚基史さん(46)は奈良の有名ケーキ店で1 5年修業。その技術を取り入れながら、親しみやすいケーキを作っています。店主のこだわりは素材から。エディブルフラワーやフルーツは知り合いの農家の物を。人とのつながりで良い物を仕入れています。
「クリームの量や生地の硬さなどをおいしいと思うバランスで考えます。ここにしかない味を追求できたらと思っています」と東塚さん。
マンゴープリンは夏のみの販売。すぐ売り切れる人気商品です。常温保存のフルーツゼリー(ジュレドフリュイ)もおすすめです。

2019年にオープン。
Le Jardin Vert(ル ジャルダン ヴェール)
住所
生駒市真弓1丁目1-8 ディアコート真弓105号
TEL
SNS
営業時間
10時~19時
定休日
水・木曜日
駐車場
店舗前にあり
地図
御菓子司 吉田二福堂【天理市】
流行にいち早く反応 創業100年の和菓子屋

●わらび餅ドリンク 400円~
わらび餅ドリンク400円。大サイズは500円。黒糖わらびもちを細かくして口当たりはモチモチ。リピーターも多い。葛まんじゅうはこしあんと果汁たっぷりの桃がある。各160円。
いろいろな年代が集う親しみやすい価格で
店主は3代目になるという100年続く老舗和菓子屋。昨年、子どもから年配者まで、入りやすい店にしようと改築。白い壁、木の扉、内装も明るくて、ナチュラルな雰囲気になりました。スロープを付け店内はイスを用意。店員が包んでいる間、座って待ってもらえるようにしています。
伝統を守った製造方法で菓子を作り、時代に合わせたメニュー構成になっています。シンプルな材料なので、品質にこだわり、自社工場で衛生的な環境で作っています。

常連が分かるようにした。
御菓子司 吉田二福堂
住所
天理市丹波市町12-5
TEL
SNS
営業時間
10時~18時
定休日
水曜日
駐車場
店舗前にあり
地図
さくら茶屋【奈良市】
和菓子屋の作る新感覚のアイスキャンディー

●くずアイスバー 1本290円
吉野葛を使って凍らせたアイスバー。中にはざく切りのフルーツ。通常のアイスバーよりカロリーは低めで、溶けないので持ち歩きや子どもにもおすすめ。今はパイン・キウイ・ピーチの3種類で、まだ開発中の商品もある。
話題の揚げわらびもちも和菓子を幅広く提供
昨年12月、やすらぎの道沿いにオープン。つまようじでは食べられないほどとろとろの「わらび餅」小540円は生地に白あんを練りこみ、わらびもちが見えないほどきな粉を掛けた人気商品。自家製の黒みつを50円で販売しており、掛けると味の変化を楽しめます。
メディアにも取り上げられ話題の賞味期限38秒という「揚げわらび餅」は、わらびもちの違う食べ方を考える中で、偶然出来上がった新食感を楽しめる商品。自家製の甘たれときな粉をたっぷり使用したみたらし団子のような「こがね餅」など、いろいろな種類の和菓子を販売しています。

さくら茶屋
住所
奈良市本子守町5-1
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
11時~18時
定休日
月曜日
駐車場
なし(近隣に有料駐車場あり)
地図
cafe de Ruhe(カフェ ドゥ ルーエ)【大淀町】
葛メーカーと人気カフェがコラボ レトロポップなドリンク

●葛もちソーダ 600円
葛の老舗メーカーと人気カフェがコラボした和モダンなカフェ。葛もちソーダはストローで飲む葛もちと言っていいほど柔らかな食感で、思わずキュン。゛映え感゛も際立っている。他にりんご飴などユニークメニューもおすすめ。
リピート率の高いランチ 和モダンな雰囲気の店内
「吉野の葛メーカーと御所の人気カフェとのコラボレーション」をコンセプトに、今年5月にオープンしたニューカフェ。涼しげな葛もちソーダは、葛水という柔らかい葛もちが主役の鮮やかなドリンク。赤、緑、ブルーの3色で、昭和を彷彿とさせるようなレトロ感もあって新鮮かつ懐かしい雰囲気です。他に、青森リンゴをカットして飴でコーティングした、りんご飴550円なども。リンゴは大和アグロファームのセレクトで、着色料も使わず、こだわり抜いた素材の味を生かしています。人気のランチと共に楽しんでみたいメニューです。

cafe de Ruhe(カフェ ドゥ ルーエ)
住所
大淀町芦原5-5
TEL
SNS
営業時間
11時~16時(月曜~水曜日)
9時~16時(土・日曜日)
定休日
木・金曜日
駐車場
あり
地図
本わらび餅専門店 凜 エコール・マミ店【広陵町】
材料にこだわったわらびもち わらび粉が多いからこそ黒色に

●本わらび餅きなこ カット200g 648円
わらび粉はもちろん、砂糖は種子島の粗糖、水は金剛山の天然湧水を使うなど国産で無添加の材料にこだわって作ったわらびもち。わらび粉を多く使っているからこそ中は黒っぽい色。口で溶けるようなさっぱりした食感に。
次の次の世代に伝えたい食べ物本来のおいしさ
自身の子どもがアレルギー体質だったことから「次世代の子どもたちに、食べ物本来の味を伝え、体に良い食べ物を残していきたい」という代表の杉山靖紘さん(50)。昔からある庶民的なわらびもちを、あえて材料にこだわり、完全無添加で、国産材料を使い手作りしています。本わらび餅プリンも、卵を使わないミルクプリンなど、ショコラとカフェラテに使うカカオ豆とコーヒー豆以外はすべて国産の材料を使い、無添加で作っています。今は7種類ですがメニューは季節によって変わるとのこと。スプーンで食べるわらびもちをいろいろな味で楽しめます。

店内厨房で作られた作り立てを販売している。
本わらび餅専門店 凜 エコール・マミ店
住所
広陵町馬見中4-1-1 エコール・マミ北館1階
TEL
WEBサイト
営業時間
9時~20時
定休日
なし
駐車場
あり(エコール・マミと共用)
地図
八十吉花山店【吉野町】
絹の衣のような透明感 美しい景色とともに楽しむ

●吉野天人(抹茶付き) 1100円
天人がまとう絹の衣をイメージして作った葛きりは、できたての弾力ある食感と透き通るよ
うな透明感。自家製の黒みつは濃厚だがすっきりとした後味。ひやりとしたのどごしは、蒸し暑さを感じる季節にぴったり。
おしゃれなカフェで吉野本葛を堪能
嘉永4年(1854年)創業の吉野葛製造のお店で、花山店は吉野山の入口にある吉野山観光駐車場前にあります。イートインスペースからの眺望は素晴らしく、時間を忘れてしまいそうです。カフェでは、自社で製造した吉野本葛を使った葛きりや葛もち、葛もちラテなどを提供。洋菓子製造の経験を持つ同店5代目社長村田圭亮さん考案の、カラフルでかわいらしい葛菓子もお土産に人気です。
くずもち980円はたきたての温かいものを提供するので冬期限定でしたが、夏場でも食べたいというお客さんの声に答えて、今は通年で提供しているそうです。

八十吉 花山店
住所
吉野町吉野山25
TEL
WEBサイト
https://www.yoshinokuzu.co.jp/
営業時間
10時~17時
定休日
水・木曜
駐車場
吉野山観光駐車場を利用(観桜期は完全予約制)
地図
美松【橿原市】
洋を取り入れた創作和スイーツ 人を笑顔にするお菓子づくり

●水の宝石 1個230円
カラフルな洋風水まんじゅう。2フレーバーをかけ合わせた味はカシスとオレンジ、抹茶とホワイトチョコ、マンゴーとパッションフルーツ、チーズとレモンの4種。夏の人気商品で9月中旬まで販売。凍らせるとサクッとした食感に。
ゴロッと萌え断フルーツ大福 地域に愛され77年
創業から77年。伝統を守りながら、洋の要素を取り入れた各種商品は、時代の嗜好も取り入れた創作性あふれる和スイーツ。夏限定で販売する「水の宝石」は発売以来大人気の洋風水まんじゅうで、ぷるんと涼しげな葛の生地に生クリームを使ったソースを詰めこんでいます。それぞれ2種のフレーバーをかけ合わせ、美しいジュエリーのよう。他に旬の果物がゴロッと入ったフルーツ大福も好評で発売から10年余り不動の人気を誇ります。常に9種ほどケースに並びますが、早めに売り切れてしまう日も多いとか。求肥とあん、果物のジューシーな味わいを同時に楽しめます。

美松
住所
橿原市八木町1-8-5
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
9時~17時30分
定休日
火曜日
駐車場
あり(1台)
地図
とろり天使のわらびもち 奈良大和高田店【大和高田市】
とろけるような食感とわらびもち自体に味付けも

●生わらびもち 小箱600円 大箱1080円
希少な本わらび粉を独自の配合で取り入れ、とろけるような食感を作り出したわらびもち。わらびもち自体にも味を付け、上品な甘さの和三盆と、今の季節はほうじ茶の2種類が定番メニュー。ミックスも可(大箱のみ)。
飲めるほど柔らかい そんな声から飲むわらびもちも
全国に店舗を持つ同店の奈良県唯一の店。とろりとした食感と、わらびもち自体への味付けが特徴。和三盆とほうじ茶のほか、北川半兵衛とコラボレーションした抹茶も販売しています650円(小箱)。焙煎にもこだわったきな粉もたっぷり掛かっています。
また、消費期限が1日のため、もっと日持ちする商品が欲しいとの声からプリンに近い食感のクリームわらびもちが。これだけ柔らかければ、飲めるのではというスタッフの声から飲むわらびもちも登場しました。
黒みつも50円で販売し、好みで味を変えることもできます。

入り口は別にあるので注意を。
とろり天使のわらびもち 奈良大和高田店
住所
大和高田市神楽2-109-34
TEL
SNS
営業時間
11時~19時
定休日
なし
駐車場
あり(オークワと共用)
地図
※このページの内容は2022年7月1日現在のものです。